SSHクライアント Poderosa
サーバーマシンを操作するときに、リモートから操作を行う場合があります。
そこで必要になるのがターミナルエミュレータです。
このページでは、2005年度下期の未踏ソフト創造事業にも採択されている、ターミナルエミュレータ Poderosa について
解説しています。
このサイトでも他のターミナルエミュレータとしてPuTTyを紹介していますが、タブ形式のGUIをサポートする等、
優れている点があります。
Poderosaには以下のような特徴があります。
- 様々な接続形式をサポートしている。
- タブ形式で複数の接続を管理できる。
- 画面の分割ができる。
- マクロで拡張ができる。
Poderosaをダウンロードします。
Poderosaダウンロードページ
から、Poderosa 3.0.0 をダウンロードします。
インストールは大変簡単で、ダウンロードしたファイルをダブルクリックするとインストーラー
が立ち上がります。
(1)
poderosaインストール画面1
次へボタンを押します。
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(2)
poderosaインストール画面2
ライセンスを確認後、次へボタンを押します。
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(3)
Poderosaインストール画面3
インストール場所の指定を行います。
次へボタンでインストール画面へ移動します。
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(4)
Poderosaインストール画面4
スタートメニューの設定を行います。
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(5)
Poderosaインストール画面5
ショートカット等の設定を行います。
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(6)
Poderosaインストール画面6
インストールボタンを押します。
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(7)
Poderosaインストール画面7
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(8)
Poderosaインストール画面8
インストール終了です。
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SSHでパスワードによる接続を行うためには、サーバー側の /etc/ssh/sshd_config の以下の値を確認します。
PasswordAuthentication yes
新規接続画面で、認証方法を「パスワード」として、サーバーに登録されているユーザーとパスワードを入力して接続を行います。
Poderosaの ツール >SSH鍵作成ウィザードから公開鍵認証に必要な公開鍵と秘密鍵を作成する事ができます。
(1)
SSHプロトコル2では、暗号化方式としてRSA,DSA両方を使用できます。
ビット数は2048ビットであれば十分であるとされています。
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(2)
マウスを動かして鍵作成用の乱数を生成します。
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(3)
「秘密鍵を名前をつけて保存」で秘密鍵を保存します。
「OpenSSH方式で公開鍵を名前をつけて保存」で公開鍵を保存します。
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ここでは生成した秘密鍵ファイルを id_dsa
公開鍵ファイルを authorized_keys.pub
とします。
生成した公開鍵をサーバーに登録します。
フロッピーなどで生成した公開鍵をサーバーへ持っていきます。
接続するユーザーのホームディレクトリに .ssh ディレクトリを作成し、公開鍵を設置します。
$ cd ~/
$ mkdir .ssh
$ chmod go-w .ssh
$ cp /mnt/floppy/authorized_keys.pub ~/.ssh/authorized_keys
$ chmod 600 .ssh/authorized_keys
アクセス権については緩すぎてもダメなため、注意が必要です。
SSHで公開鍵による接続を行うためには、サーバー側の /etc/ssh/sshd_config の以下の設定を確認します。
PubkeyAuthentication yes
AuthorizedKeysFile .ssh/authorized_keys
新規接続画面で認証方法を「公開鍵」とし作成した秘密鍵を指定します。
サーバーに公開鍵を登録したユーザーと、鍵を作成したときのパスフレーズを入力して接続を行います。