このサイトは 非固定IP + Dyndnsのサブドメイン で運用していましたが、
独自ドメインを取得することにしました。
独自ドメインを取得するメリットは、レンタルサーバーでWEBサイトを運営している方には
いろいろあるようで、
独自ドメインの取得及び運用は、これまでお世話になってきた DynDns.orgのサービスを 引き続き利用する事にしました。特に格安と言うわけでもないですが、これまで無料でサービスを利用させてもらいましたし、 安定していると言う評判も耳にしました。
前述しましたが、私はDynDnsで独自ドメインを取得しました。またDNSを委託するために Custom DNSサービスを利用しました。ドメイン取得とCustom DNSサービスの利用にかかる 費用は 1年間で$36.5 でした。
独自ドメインを取得するためには次の情報が必要です。
|
ドメインを登録する |
非固定IPの通信環境では何時IPアドレスが変更されるかわかりません。
サーバーを運営するためには、もしIPアドレスが変更された場合、変更後のIPアドレスで
DynDns.orgの設定を変更する必要があります。
この作業を自動的に行ってくれるのが ddclient で、デフォルトでは300秒毎に
実際のIPアドレスとDynDns.orgに設定されているIPアドレスを比較、更新してくれます。
emerge -uv ddclientインストールされたddclientのバージョンは 3.6.2 でした。
$ cp /etc/ddclient/sample-etc_ddclient.conf /etc/ddclient/ddclient.conf設定ファイルの主な内容は以下の通りです。
# 300秒毎にチェックします daemon=300 # syslog でログを残します syslog=yes # 更新情報を root 宛てにメールします。 mail=root # PIDファイルを指定します。 pid=/var/run/ddclient.pid # ルーターを使用している場合に指定します。 # グローバルIPで更新を行うようにします。 use=web # ログインユーザー名を指定します。 login=xxxxxxxxxxx # パスワードを指定します。 password=yyyyyyyyyyy # ダイナミックDNSの設定 server=members.dyndns.org, \ protocol=dyndns2 \ #更新を行うホスト名を指定する。複数ある場合はコンマで区切って指定する hoge.homedns.org,tma2002.homedns.org # カスタムDNSの設定 custom=yes \ server=members.dyndns.org, \ protocol=dyndns2 \ gside.org
上記のように複数のダイナミックDNSを運用している場合や、ダイナミックDNSとカスタムDNS を混在させて運用している場合も、一緒に設定できます。
設定ファイルのアクセス権を設定します。$ chmod 600 /etc/ddclient/ddclient.conf以下のコマンドで正しくIPアドレスの更新が行われるかを確認します。
$ ddclient -daemon=0 -debug -verbose -noquiet
正しく更新される場合は、実行結果の最後の部分に "SUCCESS: updating gside.org: good:" 等と表示されます。
ddclientを起動します。またマシン起動時に自動的に起動するようにします。# ddclientの起動 $ /etc/init.d/ddclient start # マシン起動時にddclientを起動 $ rc-update add ddclient default