2004.09.09

Tcomcatのインストールと基本設定

JSP,Servletを勉強しようと思い立ちました。そこでTomcatを導入する事にしました。
Tomcat とは Java Servlet と JSP を処理する アプリケーションサーバーといわれるもので,
WEBサーバーとアプリケーションの橋渡しをするものです。

Tomcatのインストール

Tomcatをインストールするには

$ emerge tomcat
とします。インストールされたTomcatのバージョンは5.0.27-r3 でした。
インストール後、Tomcatを起動するには、
/etc/init.d/tomcat5 start
とします。

他のPCのWEBブラウザからURLにIPアドレスを用いて接続すると、下の画面の様な
Tomcatのスタートページが見えます。TomcatをインストールしたサーバーのIPアドレスが
192.168.1.1の場合は、URLに http://192.168.1.1:8080
と入力します。":8080"の部分は、接続を行うポート番号をあらわします。

Tomcatスタート画面
Tomcatスタート画面

プログラムの配置と動作確認

簡単なJSPプログラムをTomcatに配置して動作を確認してみます。
配置するサンプルプログラム sample.jsp は以下の通りです。
<%@ page contentType="text/html; charset=UTF-8" import="java.util.*" %>
<html>
  <head><title>JSP Sample</title></head>
  <body>今の時間は<%=new Date() %>です。</body>
</html>
このプログラムを設置するディレクトリを作成します
$ mkdir /opt/tomcat5/webapps/sampledir
プログラム sample.jsp を作成したディレクトリ /opt/tomcat5/webapps/sampledir に保存しました。

次にコンテキストの設定を行います。WEBアプリケーションはコンテキストと呼ばれる単位で
実行,管理されます。
コンテキストの設定は /etc/tomcat5/Catalina/localhost/ に XMLファイルを設置し、
そのファイルに設定を書き込みます。今回は sample.xml と言う名でファイルを作成し
設定を行いました。設定内容は以下の通りです。

<Context path="/sample"
docBase="/opt/tomcat5/webapps/sampledir"
/>

Context path="/sample"
WEBアプリケーションにアクセスするURLを設定します。

docBase="/opt/tomcat5/webapps/sampledir"
WEBアプリケーションを設置する場所を設定します。

Tomcatが起動するサーバーのIPアドレスを 192.168.1.1 としたとき,
ブラウザで http://192.168.1.1:8080/sample/sample.jsp にアクセスすると
以下のようなJSPの実行結果が見れるはずです。

sampleアプリケーション実行結果
sampleアプリケーション実行結果

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Tomcatのインストールと基本設定
TomcatとApacheの連携